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SANE プロジェクトとは

SANEとは「Scanner Access Now Easy(スキャナへのアクセスはもう簡単に)」の略であり、スキャナーハードウェアにアクセスするための標準的なAPI(アプリケーション・プログラム・インターフェース)を提供します。SANE APIは、パブリックドメインであり、オープンに議論、開発が進められています。プログラムのソースコードはUNIX(GNU/Linux)のために書かれており、GNU GPLライセンスとなっています。しかしプロプリエタリなアプリケーションの一部やバックエンドシステムの一部として提供されていることもあります。

SANEのマーク

SANEの機能

SANEはユニバーサルなスキャナーインターフェースです。これによりイメージを取得するためのデバイスごとにドライバーを開発するのではなく、デバイスやアプリケーションに一つのドライバーで対応できることになります。つまり、これまでなら、3種類のアプリケーションを4種類のデバイスに対応させるには12種類のプログラムを開発する必要がありましたが、SANEを使用することで、3種類のアプリケーション+4種類のデバイスの7種類のプログラムを開発すれば対応できることになります。種類が増えるほど、開発が効率化できるわけです。

SANEより開発期間が短縮され、コード重複が防げるだけでなく、アプリケーションが動作するレベルも上がります。つまりSANEはUNIX系システムをターゲットとしており、APIは仮想的にはどのようなハードウェアにも対応できます。

SANEは、 “Scanner Access Now Easy” の略ですが、もちろん英語の「sane(分別のある、健全な)という意味もあります。今日のスキャナー製品のハードウェアやアプリケーションに組み合わせることができます。特に、スキャナー、デジタルビデオやデジタルカメラといったデバイスはもちろん、イメージファイルフィルターなどとも動作します。

すでにTWAINについて詳しいなら、なぜSANEが必要なのか不思議に思うでしょう。TWAINはユーザーインターフェースが、デバイスやドライバーから分離していません。これでは残念ながらネットワーク経由のイメージデバイスにアクセスできません。TWAINのドライバーWin32やMac APIといった特定のGUIやAPIに強く関連付けられています。SANEはデバイスコントロールの部分とユーザーインターフェースの部分は明確に分離しています。そのため、SANEではコマンドラインでの操作やネットワーク経由でのスキャンも可能です。ですのでSANEのバックエンドがTWAINドライバーとセッションすることはありません。TWAINがより良く設計されていればSANEは不要かもしれませんが、前記のようにTWAINにSANEの代わりは勤まりません。

○参考リンク
URL http://www.sane-project.org/