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KODAK i2400スキャナーがデジタル採点システムの高速・安定運用を実現

Kodak i2400スキャナーがデジタル採点システムの高速・安定運用を実現

株式会社野田塾は昭和28年に設立、60年の伝統を誇る愛知県下最大級の学習塾だ。県下に61校舎をかまえ、塾生総数は1万人を超える。同塾では平成25年3月に佑人社のデジタル採点支援システム「YouMark」とともにコダックの「Kodak i2400 スキャナー」(以下Kodak i2400)を全校舎に導入した。システム導入と並行してスキャナーの選定にあたった野田塾の山田豊氏と佑人社の浜渦康文氏に話をうかがった。

株式会社野田塾・山田豊氏(右)と株式会社佑人社・浜渦康文氏(左)

テスト実施から結果表示までのサイクルをスピード化

野田塾で近年力を入れている小学部で高い支持を得ているメニューがある。その1つが1ヶ月間の学習内容の理解を問う「月例テスト」だ。テスト結果は全校で集計したうえで、順位を振り、成績優秀者を発表する。「20年以上実施し、保護者から高い支持を得てきた月例テストにさらに付加価値をつけたいと考えていました」と話すのは、平成元年入社、本部での統括作業と並行して今も現場で教鞭をとり続ける山田氏だ。

平成22年には、テストの結果やその解説をWebで閲覧できるサービスを開始した。「テスト結果は公開日の午前0時から閲覧できますが、その0時が過ぎるとすぐにアクセスがある。生徒や保護者はそれだけ結果を早く知りたいという気持ちが強いようです」(山田氏)。

テスト処理のスピード化をさらに進めたいと考えていた山田氏が平成24年に出会ったのが佑人社のデジタル採点支援システムYouMarkだった。YouMarkはパソコン上でテストの採点ができるシステムだ。まず、答案用紙をスキャンし、解答枠の位置をシステムに登録する。そして、スキャンした生徒の答案用紙の解答枠の位置を解析、問ごとに解答枠を分割したうえで、画面上には同じ問に対する各生徒の解答を表示する。採点者が解答に対し、画面上で○×をつけることで、点数が自動集計される仕組みだ。

解答枠を登録してスキャンデータをPC上で採点

デジタル採点システムに不可欠だった高いスキャン技術

デジタル採点支援システムを安定して効率的に運用するために、重要な要素になるのが答案用紙を読み取るスキャナーである。浜渦氏と山田氏は野田塾本部ですでに使用しているコピーやスキャナー機能を1台に搭載した複合機の使用も検討したが、すぐに課題にぶつかった。

第一に、「薄い」「濃い」といったシンプルな設定のみの複合機では鉛筆書きの生徒の答えをくっきりと画面上に表示させるのが難しいということ。文字を濃く表示したい目的で「濃い」を選んだとしても、全体が黒ずんで表示されてしまう。第二に、複合機では紙送りの時点で発生した傾きが放置されてしまうため、解答枠の位置を正しく解析できないケースが出てしまうことだ。

これらの課題をすっきりと解決するのがコダックのドキュメントスキャナーだった。コダックのドキュメントスキャナーでは、文字の黒と紙の白とのしきい値とコントラストを認識して調整するため、常にくっきりとした文字が表示できる。「生徒さんが鉛筆で書かれた文字は薄いものも濃いものもあるうえ、答案用紙上には消しゴムによる消し残しの痕もあります。コダックのドキュメントスキャナーはこれらを識別して、文字をクリアに表示してくれるため、採点するうえで、非常に助かります」と山田氏は話す。

そして、コダックのドキュメントスキャナーが持つ「自動傾き修正」機能が第二の課題を解決。「紙送りが安定しているうえ、用紙が傾いた場合も自動補正されるため、各解答枠の位置が正確に表示されるという安心感があります」と山田氏は製品への信頼感を口にする。

このような、書類ごとの状態を判断してしきい値とコントラストを自動的に調整するイメージ処理や文字の向きを検出してイメージを自動的に正しく正す自動傾き修正の機能は、「Perfect Page」というコダックの独自技術によって実現しているものである。

全校導入を可能にしたKodak i2400の高いコストパフォーマンス

一方で、スキャナーを全校へ導入したいという野田塾側が持つ強い要望を満たす必要もあった。「テスト終了後、各校舎で答案用紙をスキャンすれば、その後に答案用紙を生徒に返却でき、生徒はすぐに復習を開始することができます。そして、採点者もすぐに採点にかかれます」(山田氏)。

本部で集中的に処理するのではなく、生徒に答案用紙をすぐに返却し、各校舎で処理を完結させたいということである。しかし、高価な複合機を校舎数分導入するのは大変なコストがかかる。デジタル採点支援システムが必要とする高い性能要求を満たしながら、限られた予算のなかで、61校舎すべてにスキャナーを導入するというハードルの高い要件をすべてクリアしたのがKodak i2400だった。

Kodak i2400は前述の独自技術を備えつつ、1回で50枚程度の用紙をトレイにセットでき、1分間(300dpiの場合)で30枚を取り込むことができる。「各校舎の小学生は1クラス30人程度ですので十分な処理性能です。テストの解答用紙もA4サイズ対応のKodak i2400に合わせて、A4サイズに揃えることにしました」(山田氏)。

Kodak i2400はコンパクトなので採点を行うパソコンのそばに設置が可能

また、Kodak i2400はデスクに収まるコンパクトなサイズ。各校舎で利用するうえで、採点するパソコンの近くに置いておくこともできることは利点の1つである。そして平成25年3月からKodak i2400とYouMarkの利用を開始した。その結果、土曜日にテストを実施、当日中に生徒に答案用紙を返却、テストの採点を終え、月曜日に成績処理、火曜日に結果をWeb上で公表するというスピーディーなテスト処理体制を実現したのだった。今後さらに作業手順の効率化を図り、テスト実施当日中に採点、成績処理を行い、翌日に結果を公表できるようにしたいという。

高品質なサービスを支えるコダックのドキュメントスキャナー

野田塾では、業務のスピードアップにも取り組んだ。たとえば、テストの種類や生徒番号はQRコード化、テストの種類を表すQRコードをあらかじめ印刷した答案に、生徒番号を特定するQRコードシールを貼り付けた。これらのQRコードがついている答案は読み込むだけで誰のどのテスト教科の答案かが識別可能だ。もちろん、正確なQRコード認識にもKodak i2400がひと役買っている。今後は、「この機会に導入したKodak i2400を積極的に活用することで、他の業務のペーパーレス化やスピードアップについても取り組んでいきたい」と山田氏は意欲を見せる。

一方、「当社でもコダックさんのドキュメントスキャナーをずっと使用してきました。だからこそ、その使い勝手をよく理解しています」と浜渦氏は話す。佑人社は、テストの問題作成から採点までテストに関連する幅広いサービスを手掛けており、YouMarkとコダックのドキュメントスキャナーを自社でも使用している。ユーザーとしての厳しい目線でその性能と使い勝手の良さを認めているからこそ、お客様にコダックのドキュメントスキャナーを自信持って勧められるのだ。「テスト業務に関してスピードやコスト面はもちろん、品質の向上に貢献することが大事だと思っています。

スキャンした答案用紙をPC上で次々に採点していく

YouMarkとKodak i2400によって野田塾様での採点品質が上がったと聞くことが何よりの喜びです」と浜渦氏はその思いを語った。教育現場におけるサービスの質の向上努力を、コダックのドキュメントスキャナーがしっかりと支えている。

会社概要
会社名 株式会社野田塾
URL http://www.nodajuku.co.jp/
業務内容

未来にはばたく優れた人格の育成」を教育理念に掲げ、中学・高校・大学受験、個別指導など多岐にわたる指導内容を実践

一斉指導/小学4年〜中学3年
個別指導/小学生・中学生・高校生
中学受験部/小学4年〜小学6年
大学受験部/代ゼミサテライン予備校
幼児教育/0歳〜小学6年
外国人講師による英語教育/年中〜小学6年

名古屋市を中心とする愛知県内に63校舎(幼児教室含む)

本社所在地 愛知県津島市西柳原町3-1